「さあ?どこからだろうね。 ほら行こう、明梨嗄さん。 あと、さくも。」 「今日三人で行くの? 兄貴の車で?」 「じゃないと、荷物ありすぎて困るだろ。」 「ラッキー。重い荷物持って、歩かなくていいんだ。 明梨嗄、乗ろーっ。」 「うん。」 一番に、車に乗り込む朔也。 でもあたしには、不安があった。