先生は救世主





「そ?」


「うん。」


「兄貴も沖縄だろ?
よかったじゃん、明梨嗄。」


「……別に。」


「なに?照れてんの?
ほんと照れ屋だな、明梨嗄は。」


「違うもん。」


「はいはい。」


適当に流される、あたしの言葉。
いつも、こんな感じのやりとりをしている。