先生は救世主





笑顔でそう言われたため、従って、慶助さんと顔を向かい合わせた。

すると、腰に腕を回され、顔と顔との距離が狭まる。


「ち、近い…。」


鼻と鼻のあいだに、指一本入るかどうかくらいの距離。
相当近い。

恥ずかしくて、目を伏せる。


「俺を見て。」


いつもと違う甘い声で言われ、無意識に、伏せていた目を、慶助さんの方へ向けていた。