先生は救世主





あれから約2ヶ月。

気温もだんだん下がってきて、クリスマスが近くなったころに、コンテストの結果は届いた。


「……えっ。」


“最優秀賞”
届いた紙には、そう書いてあった。


「どした?明梨嗄。」


となりに座っていた慶助さんが、あたしの持っていた紙を覗いてきた。

そしてすぐに、笑顔であたしの顔を見る。