先生は救世主





先生を好きになった頃は、想像もしていなかった。
こうやって、手を繋いで学校を歩くなんて。

まあそれは、慶助さんが、この学校の先生をやめたからでもあるんだけど。


「なぁ…明梨嗄。」


「ん〜?なに?」


「泣いた?」


その言葉とともに、あたしの方を向いた慶助さん。


「……えっ?なんで?」


「やっぱり泣いたんだ?ごめんな。」