先生は救世主





【明梨嗄side】


慶助さんが学校をやめて、一週間ほどたった。
いつもより早く起きてしまい、着替えてリビングに来た。

すると、慶助さんの部屋から声が聞こえた。

一応ノックをして、覗いてみると、うなされている様子の慶助さんがいた。


「慶助さん。慶助さんっ!」


何度か呼ぶと、目を覚ます。

汗をびっしょりとかいていて、顔色も少し悪いようだ。