先生は救世主





「優しいんですね。」


「そうですか?」


「はい。すっごく。」


あたしはそう言って、笑みを返した。
先生は、少し驚いていた。


「……いい顔で笑うんですね。」


「……っ。」


なんだか恥ずかしくて、うつむく。


「ほら、お風呂、入ってきてください。」


「はい。」


先生は、Tシャツと、タオルを渡してくれた。
あたしは下着とそれを持って、脱衣所へ向かった。