「ちょっと、二人とも……。」


「恥ずかしいんだ?」


慶助さんに聞かれて、コクンと小さくうなずく。


「あーもうっ!……可愛いすぎんだよ。」


「あ、兄貴まで赤くなってんじゃん。」


「うるさい。なってないから。」


「はいはい。」


そんな他愛ない話で盛り上がって、その日も終わりを告げた。