あたしは日焼け止めを受け取り、つばきの背中に塗る。 「はい。できたよ。」 「ありがとうございます。 じゃあ、次はあたしが塗りますよ。」 「ありがとう。」 あたしは、つばきに日焼け止めを手渡した。 「ほんとは塗りたかったんだろ?兄貴。」 朔也がニヤニヤしながら、小声で、慶助さんにそう言っているのが聞こえた。 「黙れ、さく。んなわけねぇだろ。」