先生は救世主





「……確かに。」


今になって恥ずかしくなった。


「まあ、そういうとこも、可愛いと思うけどな。

一緒にいられなかった1ヶ月の分、残りの夏休みで満喫しよう。」


「うん。」


しばらく抱きしめあっていると、思い出したように、慶助さんが口を開く。


「……あ。」