「では、お先に失礼します。」


バイトが終わると、二人で他愛もない話をしながら帰る。
そんな毎日だった。


朔也のおかげで、少しは寂しさも紛れていた。
けどやっぱり、慶助さんがいないとな。

あと、慶助さんへのプレゼントも、給料前借りで買えた。


だから、早く帰ってきて。