先生は救世主





これだけの会話なのに、ものすごく緊張する。
きっと、慶助さんと二人きりだからだろう。


「とりあえず今日は、もう寝ようか。
明日も早いし。」


「うん、そうだね。
慶助さん、おやすみ。」


「ああ、おやすみ。明梨嗄。」


慶助さんが電気を消す。
あたしも、目を閉じた。