先生は救世主





「……っ。」


「この体制しんどいから、俺にもたれていいよ。」


慶助さんは、地べたに座って、足の上にあたしを乗せる。
そして、後ろからそっと抱きしめてくる。


「……あ、うん。」


キスで赤くなった顔が、先生と密着することで、余計赤くなる。


「明梨嗄の耳真っ赤。」


「慶助さんのせいだもん。」


「でも、そういう明梨嗄も可愛いよ。」