まだ、家事全てを自分でするということに慣れていない私は、お母さんのありがたみが嫌ってほどわかった。



今日も綾瀬くん、お弁当美味しかったって言ってくれたし!!


その言葉を思い出しながら、頑張りますか!


そう思いながら洗濯物をたたんでいると、珍しく晩御飯を食べた後にリビングに入ってきた。


「まだ、なんの仕事残ってんの?」


Tシャツと、ジャージのズボンを履いているという、なんともラフな格好でも着こなして見せるのが綾瀬くんだ。


「あとこれだけだよ?」


「ふーん…手伝う」


え!

手伝ってくれるの?!


「ありがとう!たすかるー!」