イケメン王子と甘々同居中?!

「誰かに見られちゃったら大変だし…」


綾瀬くんと一緒に登校なんて…他の女子から攻撃を受けるに違いない。


「ここでは誰も見ないだろ」


……確かに。


そうだよ。


そんなことより今は電車の時間だ。


スマホを出して時間見る。


「…ええええええ!!??」


「っ次はなんだよ!」


「時間!!」


そう言ってスマホの液晶を綾瀬くんに見せた。


「…マジか。走るぞ」


「へ?」


すると綾瀬くんはポケットに入れていた手で私の手を掴んだと思うと、駅に向かって走り出した。


「ちょ、綾瀬くん?!」


走るってこういうことなの?!


ていうか、ていうか!


手、握られてるんですけども?!


その手は少し骨ばってて、力強い。


男の子の手。


「…っ」


なに考えてるんだこんな時に!