イケメン王子と甘々同居中?!

ん?待てよ?


女子が目の前にいるのに、男子って普通に服脱ぎ始めるもんなの?


全国の男子のみなさん、そうなんですか?


それとも、私が女子に見られてないってことですか?


女だと意識されてないって…そういうことですか?!!


「はぁ…」


なんだ、この絶望感は…。


なんてため息をつくと、綾瀬くんがリビングに入ってきて椅子に座った。


「いただきます」


「…いただきます」


目の前で朝ごはんを食べ始める綾瀬くん。


さっき私が考えてたことが本当なら、結構ダメージが大きい。


「悪かった。迷惑かけて」


俯いてた顔を上げると、少し心配そうに私にそう言った。


「いや、全然…!」


逆に、貴重な綾瀬くんのガチ寝が見れて……なんて言えるかっ!!


「そんなことより!綾瀬くん、時間大丈夫?電車間に合う?」



綾瀬くんは私と同居しているのがばれないように、私の乗る電車よりも数十分早い電車に乗って、私は人がちょっとだけ減った頃の電車に乗る。


「あぁ。…無理だな」


しばらく時計を見つめてそう答えた。


「そっか無理か。…って、え?」


「今日は井波と同じ電車に乗る」


えぇっ?!


うん、確かにもうこの時間じゃまにあわない。


私がいつも乗る電車の次の電車に乗ったら遅刻決定だし…。