イケメン王子と甘々同居中?!

「なら、せめてタクシー使って帰ってくれる?代金は学校が出すからね。

あ、荷物、さっき宮瀬美緒ちゃんが持ってきてくれたから」


「…ありがとうございます」


美緒まで…ありがとう!


綾瀬くんが私のスクールバッグを持ち、手を差し出してきた。


「…へ?」


「つかまれよ」


「…はい」


綾瀬くんの手につかまって、なんとか立つ。


うぅ…。


フラフラする。


力が入らない…。


でも、なんとか歩いて保健室を出た。



「はぁ……はぁ……」


歩くのもまともにできない……。


「ひゃっ!」


そう思ってた時、体がフッと持ち上がって、私の顔のすぐ真横には綾瀬くんの綺麗な顔がある。


……これって、お姫様抱っこ…?


そのままタクシーに私を座らせ、隣に綾瀬くんも座る。


「はぁ……はぁ……ご、ごめん…」


「別に。辛いだろ。肩によしかかれよ」


「…ありがとう……はぁ……」