イケメン王子と甘々同居中?!

いる。


あの王子が…。


両手に大荷物を抱えて、制服姿で立っている。


やっぱり身長が高くて顔も綺麗すぎる。

って、今はそうじゃなくて!

「おおお、お母さん?これなんの冗談?」


「冗談じゃないわよ~。あ、ちなみに亜希くん、綺乃の向かいの部屋だからね」



「はい、ありがとうございます」


ニコリとお母さんが王子に微笑むと、無表情でそういった。


「ま、待ってよ!うそでしょ?!私とおう…綾瀬くんで住むの?!」


「いまさらなに言ってるの〜。綺乃、お部屋連れてってあげて?」


お母さんに荷物を持たされて背中を押された。


静かに綺麗な目で私を見つめる綾瀬くん。


っ…。


そんな目で見つめないでください…。


これ、本気なんだねお母さん…。


でも高校生で男女だよ?


しかもあの有名な王子なんて…。



「部屋、どこ?」


「…へ?あっ、こ、こっちです…?」


話しかけられた…。