蒼き瞳~月の姫と悪魔~

エマ「これで全員…
行こう如月!姫様と夜光様の所に!」


如月「もちろん!」


その時だった
気配もなく私達の後ろに突然現れた


「へーえ…こいつ等倒しちゃうとかお前等中々やるじゃねぇの」



エマ・如月「!!」



いつの間に!?
気配が全く感じなかった…



「ふーん…雪女と鎌使いか」



ゾクッ




なにこいつ…
こいつの目を見た瞬間全身に寒気が走った


他の悪魔達とは比べ物にならない禍々しい力を感じる

全身で感じた
こいつはやばいって…


エマ「…貴方何者!?」




「ん?俺?俺は魔王"ルイス"」


魔王ルイス…
って事はこいつが悪魔の頂点に立つ男…


なんでそんな奴が直々にここに…!?
こいつの狙いは一体何…?



ルイス「さて自己紹介はこの辺にして…」


消えた―…!?



それは一瞬だった





エマ「ガハッ………」



私はルイスに殴り飛ばされた



如月「――エマッ!!!」



ルイス「はははっどうした雪女
こいつ等をやったみたいにやってみたらどうだ」


―――――っ


なんて…重い一撃…
なんなのこいつ……!



如月「よくもエマをっ!!」




エマ「だめ如月!」



こんな奴相手に…敵うはずない


ザンッ…




―え…当たった?


あんな奴相手にあの如月が…?



ルイス「…へえ俺に傷をつけるとはなかなかやるな鎌使い」



如月「エマ!大丈夫?」



エマ「なんとか…」


これが…本当にあの如月なの?
夜光様と一緒に居るようになって確かに如月は強くなったけどこんな奴相手に出来るほど…


ルイス「おいおい人の心配してる暇あんのかよ
一発やったからって調子乗ってんじゃねえぞ」


エマ「……!」



あいつを中心にすごい風が吹いているのが分かる


空気がビリビリと振動してるのが伝わる


なんなのこいつの力…
これが魔王の力だってゆうの?



こいつの狙いは何…
まさか…!


如月「エマ、こいつは俺がやるよ
だからエマはお2人の所に」