大きな音がしたと思ったら地面が揺れた
エマ「敵っ!?」
華夜は何も言わずに消えた
エマ「姫様っ!」
雪女は華夜を追いかける
柚綺「待てよっ」
俺はとっさに雪女の手を掴んだ
エマ「何ですかっ
早く姫様の所に行かないとっ」
柚綺「何でここに直接敵が襲って来るんだ
この月の回りには結界が張ってあったはずだろ
簡単に入って来れるわけねえだろ」
エマ「…何も知らないのね
なら…教えてあげる
今、月を覆っている結界は姫様の力で作ったもの
だけどずっと張っていられるわけじゃない」
結界が張れない…?
柚綺「どうゆう事だよ」
エマ「姫様が眠りにつく時には力を回復させるため結界を解いてしまうんです
その時を狙って妖怪達が姫様を襲いにくるんです!」
結界を解く……?
エマ「だから姫様はすぐに戦えるようにベットでは寝ないでいつもあのように寝ているのです」
柚綺「何故わざわざ結界を解く必要がある?」
エマ「…前は夜光様と一緒ににやられていたけど今では任務を遂行するのは姫様ただ1人…
毎日姫様は戦い続けているの
考えてみなさい
月を覆う結界、毎日の戦い、そして姫様自身の封印術
姫様は常に力を消耗なされているのよ!
……姫様は何も言わないけど…あまり睡眠もとらず戦いばかりで疲れているはずなのに…
こうなったのも全部あいつ等のせいよ!!」
………俺達が殺したからか
俺は無意識に走り出していた
エマ「ちょっと!どこ行く気よ!」


