食事ってこいつ何考えてるんだ
華夜「知らないのなら知ればいいだけ
そう思いません?」
俺は何も言えなくなった
本当に変な奴だ…
華夜「食事の前に傷を見てみましょ
そろそろ治っているころだから」
失礼しますと言って1つずつ包帯を取っていく
ふわりと華夜から花の香りがした
本当に調子が狂う…
華夜「うん…綺麗に治ってる」
本当に綺麗に治ってる
いつもは傷を負ってもそのままだったからな
柚綺「…サンキュー…」
仮を作りっぱなしなのもあれだからな…
一応礼くらいは言える
華夜は少し驚いた表情をしたがすぐに笑ってくれた
それを見てつられて俺の表情も緩んだ
華夜「笑った……」
はっ、しまった……つい…
がたんっ
柚綺「…食事なんだろ!案内しろ!」
調子が狂う
こいつと一緒に居ると…変な気分になる
案内されたのは広い部屋
そこには既に食事の準備がされていた
エマ「姫様、何故このような奴まで…」
華夜「食事は1人でも多い方が美味しいでしょ?」
どうやら俺は雪女には嫌われてるみたいだ
まあ…それが普通だな
本当にこの姫は何を考えてるんだ…


