蒼き瞳~月の姫と悪魔~

*エマ*


まさか悪魔を助けてくるなんて…
まあ姫様らしい…




……あの男うっすらだけど夜光様に似ている気がする



姫様は分かってないみたいだけど…


無意識に…あの男に夜光様を重ねている気がする


少し…様子を見ましょうか





*柚綺*


それから俺はしばらく眠りについていた

この所戦い続きだったから疲れた…



―――――――……夢を見た



「……分かっているなルイス
月の姫が生きているかぎり我らに平穏はない」



ルイス「分かっている…」


「お前は俺の駒となって動けばいい
お前に自由などない
全ては我ら悪魔のものだ…」―――……




柚綺「…う…ん…」


戦え…殺せ…俺はルイスだ…
嫌だ…母さん…父さん…



ふわっ

何だ……この感触…
俺はゆっくり目を開けた



華夜「あ、目が覚めました?
汗をかかれていたので…拭かせて頂きました」


ニコッと笑いかけたのは華夜だった




こいつ…調子狂うな…




華夜「…何かうなされていたようですが大丈夫ですか?」


…ああ、そういえばまたあの夢…


柚綺「…お前には関係ないだろ」



そういい放つと華夜はうつ向いてしまった

しまった…少し冷たく言い過ぎたか…?


華夜「…そうですね…でわ食事にしましょう!」



柚綺「…はあっ!?」