リノン「どうしたの杏?」


杏「さっきの話っ
7日後に月を滅ぼすって…本気ですか!?」


リノン「そうよ?それがどうかしたの?」



そんなっ
いくら華夜さん達でもあの勢力じゃいくら何でも…っ
それに華夜さんの傷も…


杏「…もういいいじゃないですかっ
これ以上こんな事を繰り返しても意味無いじゃないですか!」


私は無我夢中で喋った
そして我に返った時には遅かった


リノン「…杏、あなた誰に向かって口を聞いているか分かってるの?」



杏「………っ!」


背筋が一瞬で凍った
リノン様の目は鋭く私を見ていた



リノン「杏…自分がどうゆう状況か分かってるわよね
私に逆らう気?」


まずい…でもここで止めなきゃ…


リノン「杏…どうなの?」



杏「――…申し訳…ありませんでした」



ギュッと拳を握り締めた
私はまた…っ


リノン「それでいいのよ
それに意味ならあるわ」


そう言い残しリノン様は消えた



どうしたらいいの…?
あと7日しかないのに…!


それにしてもリノン様のあの言葉…
意味ならある…

どうゆう事…?
リノン様と華夜さんに因縁があるのは知ってるけどそもそもどうゆう因縁なんだろ…
でもその因縁で月を滅ぼすなんて…


そしたら私は敵になるの?

私に戦う意志がなくてもまたリノン様の魔法で操られたら…


そんなの…!


"必ず守るから"


冬夜…
そう言っていつも私を守ってくれたよね…



冬夜に逢いたい

どうしてこうなってしまったんだろう…