冬夜「母さん!」


城に着いてすぐに母さんの所に向かった
母さんの隣にはエマが居た
エマは今じゃ雪妖魔一族の長になり子どもも居た



雪男の"ナギサ"
正義感が強く優しくて頼りになるいい奴


ずっとエマの事を支えていたらしい
エマも幸せそうだから俺は嬉しい



冬夜「ハツの花が沢山採れたんだ!母さん達好きだろ?」



華夜「本当、もうハツの花が咲いていたのね
ありがとう冬夜
じゃあ、早速お茶を入れましょう。エマ、手伝って?」



エマ「はい姫様」



冬夜「俺も手伝うよ!」




華夜「ありがとう」


母さんは俺から見てもすごく綺麗な人だ
俺の父さんの話も一族の話も全部聞いた

俺の父さんは悪魔達の王だった人だ
敵同士だった2人は戦い父さんは母さんを守って死んだって


夜光様の事も聞いてる
2人共強く優しかったと…

俺はそんな2人の事も尊敬していた


しばらく皆でお茶を楽しんだ
平和で穏やかな日々
俺もこんな日の方が好きだった



華夜「さて…冬夜そろそろ修行しましょ」



いつもこの時間になると母さん直々に修行をつけてくれる


ちょっときついけど強くなりたいから
皆を守る為に



華夜「じゃあ始めるよ
準備はいいね冬夜」




冬夜「おうっ」