数時間の戦いの末、妖魔達は負けを認めて逃げるように引いた


華夜「みんな無事ね。良かった」



柚綺「腕を上げたな」



華夜「強くならなきゃいけないもの」




柚綺「……………」



エマ「急いで月に戻りましょう」



華夜「…そうね、心配だもんね…
リューク、あなたはどうするの?」



リューク「華夜ありがとう
何から何まで感謝している
俺は…これから一族を復興させる事にする
お前達とはここでお別れだ」



リュークの瞳はとても強かった
例え1人でも前に進むその強い気持ち…


華夜「そう…でも大変な道のりになる」



リューク「あぁ、でもやってみせるさ」


華夜「何かあったら言って?力になるから」



リューク「ありがとう華夜」


華夜「また会える日を楽しみにしてる」


そのままリュークとは別れた


華夜「私とリュークはとても似ていた
でもリュークは強いかった
きっとリュークなら一族を復興させられる」


またどこかで会えるといいな


華夜「次、会う時は笑顔で…私も頑張らなきゃ」



柚綺「大丈夫だろ?俺が居るんだから」


エマ「姫様、エマもおります
エマは一生姫様のお側におります」



華夜「柚綺…エマ……」


2人は笑っていた

私はその笑顔に救われた
2人が居るから私は強くなれるの



華夜「――帰ろう…私達の世界へ」


今度は誰も死なせない
柚綺とエマを絶対に守るから…っ!



*おわり*