蒼き瞳~月の姫と悪魔~


華夜「…みんな大丈夫なのかな…」


夜光「大丈夫、きっと皆無事さ」



――…何か近づいて来る…




この霊力…エマか


エマ「姫様っ夜光様2人ともご無事ですかっ」




華夜「エマ!良かった…」



エマ「姫様、ご無事で何よりです」





夜光「エマ、如月はどうした」



エマ「1人残って戦ってます…
後から必ず来るはずです」




エマは言い聞かせるように俺達に話した


エマも不安なんだ


如月…必ず戻って来いよ…



夜光「もうすぐ夜明けだ
夜が明ければ悪魔達は何も出来ない
あと少しの辛抱だ」




俺は油断していたんだ

近づいているルイスに気づかずに…



ルイス「ああ本当だ
ならさっさと殺るか」



華・夜・エ「―っ!!」



皆がそいつの存在に驚いた



気配も何も感じなかった
なんだこいつ…


ルイス「我が名は魔王ルイス
お前達を殺しに来た」



魔王ルイスって悪魔の頂点に立つ男…!
いきなりそんな相手かよっ



エマ「こ、こいつですっ
仮面かぶっているけどさっきの奴です!!
………!如月…如月は!?」


そうだ…
如月の姿が見えない


まさかっ……




ルイス「如月…さっきの鎌使いなら殺したよ」