しばらくすると、ドアが開いたので、和也かな?と思い、見るとそこには和也ではなく看護士さんが立っていた。
「葵ちゃん。これから検査があるから、行きましょうね」
と、言われたので私はベッドから降りた。
私が歩きだそうとしたら、看護士さんが口を開いた。
「あら?和也くんがいないわねぇ。葵ちゃん知ってる?葵ちゃんの次に検査が入ってるんだけどなぁ」
そう言って私の顔を見た。
「いえ…。私も気になっていたんですが、検査に行ったのかなと思って…」
そう言うと、看護士さんは困った顔をした。
正直私も驚いた。
看護士さんも知らないなんて。
和也はいつも検査の前には、部屋にいるのにまったくどこに行ったんだか。
看護士さんの方を向くと、「後で探してみるわ。さ、行きましょ」
と、言って歩いて行ったので、私も後をついていった。
検査室に入ると、男の先生がいて、まずは血を抜くと言ったので腕をだした。
血を抜いてから、だんだんと検査は進み、20分くらいで終わった。
もう和也はいるだろう。と思いながら、そういえば和也も検査があると言っていたから、途中ですれ違うかもしれないと思い、歩いた。

