でも、そんな保証ってあるのかな?
私の身勝手な思いで功太くんを振ったのに?
私はそんな思いに捕らわれて、曖昧な返事をしてしまった。
「う、うん…。そうかもね」
そう言ったのは、自分に自信がなかったからだ。
再び功太くんとよりを戻す自信も、今までと変わらずにいられる自信も…
今思えば、もっと自分に自信を持てばよかったのかもしれない。
和也にはチャンスなんかないんだよってはっきり言えばよかったかのかもしれない。
そうすれば大事な人をあんなに傷付けなくてすんだのかもしれない。
今では後悔ばかりが募る。
もっとみんなが幸せになれる術があったんじゃないかって…
私がああ言ったあと、和也は「よし!」なんて言ってガッツポーズをしていた。
私はそれを見て、苦笑するしかなかった。