「い、いつからだよ…」
そんなに彼氏がいたことが信じられないのかな?
私に彼氏がいる方がおかしいみたいな?
「高1の6月くらい?」
「何で疑問形なんだよ」
「だって記憶がなくて、結衣に教えてもらったんだもん」
私は記憶がないから、結衣にいろいろ聞いてるうちに聞いたんだ。
告白したのは、結衣に背中をおしてもらったからだということも知っている。
「あぁ…。そうだったな」
そう言うと、和也はまた静かになった。
しばらくたつと、和也が話しかけてきた。
「それって、今でも付き合ってるってこと?」
唐突にそう聞かれて、本当のことを言おうか迷った。
だって別れたとはいえ、もし記憶が戻ったらまた付き合うかもしれないし…。
でも今は付き合ってないんだから事実を言うべき?
私はさんざん迷った挙げ句、事実を言うことにした。
「ううん。私の記憶がなくなって、功太くんは一生懸命になって、私の記憶が戻るようにしてくれたんだけど、結局戻んなくてただ、功太君が私のせいで苦しむ姿を見たくなくて、私のほうから別れたの…」
私は別れた経緯を和也に話した。

