何度でも君を好きになる



だって、確かにさっきぶつかったけどそれで知り合いってわけではないし…


「さっきぶつかっただろ」


やっぱりそこくるんだ。


「でも、話した事はないからはじめましてでしょ?」

名前も知らなかったんだから、はじめましてでもいいはず。


ところが、和也くんは、


「俺はあんたの事知ってるから」


なんて言ってくる始末だ。

看護師さんは、おろおろしてるし。


私はこれ以上話がややこしくならないように話を終わらせようとした。


「じゃあ、何て言えばいいの?」


「そんなの、また会ったね!でいいんじゃねぇーの?」


「そっか。じゃあ、またあったね!和也くん」


「あぁ」


そう短く返事をすると、和也くんは荷物の整理を始めた。


看護師さんは、あの場にいずらくなったのか、部屋を出ていった。


部屋には、和也くんが荷物を整理する音がしているだけだった。