何度でも君を好きになる



笑ってお礼を言った瞬間に、その人は微かに顔を赤くした。


私は見間違いかなと思い、荷物を持って、今度はしっかりと前を向いて病室に戻った。


私は病室に戻って1つ驚いた事がある。


それは、隣のベッドに入院の準備がされているということ。


そのベッドにかいてあった名前は佐藤和也(さとうかずや)と書いてあった。


私は知らない名前だったが、隣に来るんだから仲良くしなきゃね!!と思いながらベッドについた。


私の病室は、私が来たときから2人部屋だったが、隣はずっといなかったため基本1人部屋みたいなものだ。


でも、もう1人部屋ではなくなるから迷惑かけないようにしなきゃなと思っていると、病室の扉が開いた。

ガラッ


外から看護師さんが入ってきて、私の方に来た。


「葵ちゃん。今日から葵ちゃんの隣に男の子が来るから、仲良くしてね」


「今日からですか?」


「そうなの。今ね、大部屋しか空いてなくて、でもその子大部屋は嫌だって言うから、1人部屋は空いてないから、仕方なくこの部屋になったってわけ」


「そうなんですか」


「でもおとなしい男の子だから、葵ちゃんとは仲良くなれるんじゃないかな?」


「そうなんですか…。仲良くなれるように頑張ってみます」


そう言うと、看護師さんはニコッと微笑んで、病室を出ていった。