功太くんが出ていった後も、病室の空気は気まずくて私はいたたまれなくなった。 「葵…。きっと直ぐに思い出せるよ!だって葵、高野の事大好きだったもん!」 そんな空気を破るように言ったのは、結衣だった。 この言葉をきに、病室の空気が柔らかくなった。 「うん…。早く思い出せるように、私も頑張るね!」 「そうだよ!きっと高野も喜ぶよ」 「結衣…。その事なんだけどね、功太くんの事知りたいんだけどいいかな?」 「いいよ。何が知りたい?」 そう言って、結衣は私を見た。