きっと坂下が一番心配しているのだろう。
それは、今の坂下の顔を見れば一目瞭然だった。
でも、俺が勝手に判断して話していいものじゃないと思ったので、俺は一度葵の両親に許可をもらうため坂下に明日絶対話すから!といい、急いで病院に向かった。
病院につくと、病室には昨日と一緒でたくさんの管に繋がれた葵がいて、その近くに葵のお母さんもいた。
「こんにちは。葵に何か変化はあったでしょうか?」
1日やそこらで変わらないと分かっていても、やはり期待は捨てられないものだ。
「いいえ…。特に何も」
「そうですか…。あの1つお願いがあるのですが、いいでしょうか?」
俺は坂下にこの事を話していいのかを聞いてみた。
「えぇ…。何かしら?」
「あの!坂下に葵の事を話してもいいでしょうか?坂下すごい不安そうで、坂下が一番心配しているんだと思います!」
「結衣ちゃんがねぇ…。私は別に結衣ちゃんなら構わないのだけれど、結衣ちゃんがこれを聞いて傷つかなきゃいいのだけれど…」
「たぶん、俺の予想ですけど坂下は大丈夫だと思います。だって坂下は葵の一番の理解者だと思うから。今泣いたらきっと葵が悲しむと思って、逆に葵のために何が出来るかを考えると思うんです」
「うふふ。そうね。結衣ちゃんは、そういう子だものね。いつも葵の側にいてくれた…。そんな結衣ちゃんにならいいかしら」
「ありがとうございます!きっと坂下も明日は病院に来ると思います」
「それは楽しみね!その前に葵を起こさなくちゃね!」
「はい!そうですね」
葵、明日は坂下もくるから絶対目をさましとけよ!

