功太と歩く帰り道は、夕日に照らされながら歩く幻想的なものだった。


「葵…。さっきのことだけど、告白だったことは認めるよ。でも断ったから」


功太は私を傷つけないように、すごく優しい声でしゃべってくれる。


「そっか…。安心した。本当は少し不安だったから」


実を言うと、ちょっと不安だった。


「うん…ごめん。でも俺は、葵だけだから」


功太はそう言うと、私に甘い口付けを落とした。


「んっ……」


私はそんな幸せな時間に浸りきっていた。