何度でも君を好きになる



私が恐る恐る明日香ちゃんの方を見ると、明日香ちゃんはいたって普通の顔をしていた。


私は予想外すぎて、キョトンとしてしまった。


もっと怒った顔をされるかと思ったから、逆にこっちがどういう表情をすればいいのか分からなくなってしまう。



「やっぱり付き合ってたんだ。てか、いつから付き合ってたの?」


「今年の、5月ぐらいからかな」


「そんな時期から?同じ中学だったとか、そんな感じ?」


「うん。功太とは同じ中学で、私はずっと功太の事が好きだったの」



「やっぱりな。なんとなく分かってたんだよね。功太くんに彼女がいるの」


「えっ!?」


私はまたしても、予想外の展開に頭がついていかなかった。


「だって、なんか功太くんすごい幸せオーラを漂わせてるんだよ?誰だって気づくでしょ。笑うときなんて、天使が舞い降りたみたいに笑うし」



功太がそんなに幸せそうだったなんて。


「まぁ、いざ現実を突き付けられるとショックだったけどね」


明日香ちゃんは、ニコッと笑って私を見た。


その笑顔は、本当に功太の事が好きなんだなと言うことが伝わってきて、私は少し申し訳なく思ってしまった。