「功太!」
そう。
前方にいたのは、功太だった。
「葵。そっか、今日からだもんな」
「うん!もー、すっごーく楽しみ」
「ハハッ。葵は入学してから、すぐだったもんな」
「そうだよー。だから余計に楽しみなんだ!しかもこれからは、毎日功太に会えるしね」
「葵…。そんなこと言われると照れる///」
わー。
功太が赤くなってる。
なんか新鮮。
「功太が赤くなるなんて、珍しいね」
「バーカ。葵以外の前では赤くならないから」
そんなこと言われたら、こっちも照れるじゃんか。
「葵も赤くなってんじゃん」
「も、もう!からかわないでよ」
私は功太に言われ、もっと顔に熱をもってしまった。