何度でも君を好きになる



「結衣!」


私はもうすぐ病院から出ていく寸前で、結衣の名前を呼んだ。



「えっ!?葵…、どうしたの?」



結衣は驚いているのか、目を大きく開いていた。


「あのね、功太が今仲直りしなきゃ、気まずくなるぞって言ってくれて、それで私、今言わなきゃどんどん結衣との距離が離れて行っちゃうんじゃないかと思って、追いかけて来たの」



「そっか…。実を言うとね、私…、これからどうやって葵に接すればいいのかわからなくなってた。もう関わらない方がいいのかなって思ってた。葵をあんなけ傷付けておいて、頭まで下げさせて私って最低だなって」



そんな…。



結衣がそんなことを思ってたなんて…。


こんなに結衣を傷付けたのは私なのに。



「結衣は悪くないよ?だってあんなの怒って当然だよ!私だってあんなことされたら、傷付くもん!でも私は、自分が楽な方に逃げちゃってた。ちゃんと言うべきかだったのにね。結衣を傷付けたくない、なんて、ただの言い訳だよね」



私最低だ。



今の関係を壊したくなかったんだ。


言ったら、友情が壊れてしまうんじゃないか、今となっては仲のいい和也との関係も、全部守りたかった。


でも結局、守ろうとしたものは守りきれなかった。



結果こんな風になったらダメだよね。