私が感動に浸っていると、後ろから声がした。
「何…それ。どういうこと?」
私はビクッとして後ろに振り向いた。
「ゆ、結衣?どうしたの?」
私が結衣に話しかけると、結衣は私をキッと睨んだ。
「ねぇ、和也くんて…葵が好きなの?」
私を一瞥してから結衣は和也に問いかけた。
その表情は、とても冷たかった…。
和也は急に話しかけられたことによって、今私たちの存在に気付いたような感じで、目を開いていた。
「えっ…てかいつからいたんだよ」
和也がそう聞き返すと、結衣はぶっきらぼうに答えた。
「和也くんが『俺だって葵が好きなんだよ!!』っていうところから」
まじかよ…。そう言って、和也は下を向いた。
しばらくの沈黙の後に、和也が顔を上げてこう言った。
「じゃあ…、葵も聞いてたわけ?俺の言葉」
私はいきなりそんなことを言われ、戸惑っていた。
だって、たぶんさっきの言葉っていうのは、あの告白?的なやつのことで、私は本当の事を言うべきか迷っていた。
和也の方を見ると、いまだに頬が少し赤い気がする。

