私は功太くんの靴箱に、メモ用紙を入れると体育館裏に向かった。


しばらくすると、誰かが来た気配がして上を向くとそこにはずっと待っていた彼がいた。


「あっ、功太くん。来てくれてありがとう」


そういうと功太くんは、驚いた顔で私を見ていた。


たぶん、相手が私だとは思わなかったんだろう。


私は、緊張しながらゆっくり深呼吸した。


「わ、私、功太くんの事が中学のときから好きでした!私と付き合って下さい!!」

一気にそういうと、私は功太くんの方を見た。


功太くんはいまだに信じられないというように、私の事を見ていた。