何度でも君を好きになる



「葵!何やってんだよ。こんなところで」


そういいながら、功太くんは近づいてきた。


「今ね、結衣が来てて…。それで、そばに和也がいてね、やたら結衣が和也の話をするからいずらくなっちゃって…」


ハハッて笑って功太くんを見た。


功太くんも、坂下らしいなって言って苦笑した。


「でもね、結構時間がたったからそろそろ戻ろっかな、て思ってたところに功太くんに会ったの!」


そう言ってニコッと笑うと、功太くんも笑った。


「じゃー、そろそろ戻るか。坂下がなにするか分かったもんじゃないからな…。イケメンって知ったら狙いそうだしな」


功太くんは苦笑しながら歩き出した。


「あっ!?確かさっき結衣が『隣の人ってかっこいいの?』って聞いてきて、私曖昧にうん…って言っちゃって」


そう言えば、功太くんは目を開いて言ったんだ。


「じゃあ尚更すぐに戻らなきゃな。和也?って言ったっけ、心配だからな。襲われてたら」


功太くんがそんなこと言うから、2人で笑いながら病室に戻る道を走った。





部屋に着くと、話し声は聞こえずとりあえず安心して、ドアに触れた。