何度でも君を好きになる



そうしたらきっとお互い傷つかなくていいと思うから。


笑顔でさよならを言うために。


「ねぇ、和也。私の事を好きになってくれてありがとう」


「なんだそれ」


フッって笑って和也はそう言った。


「和也の事をいっぱい傷付けちゃったけど、私は好きになってもらってよかったって思ってる。じゃなきゃこんなに仲良くなれなかったと思う。いつの間にか一緒にいることが当たり前になってて、少し別れが寂しいなって…。思って」


こんなことを言うなんてずるいって分かってる。


でも、本当の気持ちを言いたかったから。


和也の気持ちには答えられないけど、私は和也の事を親友だと思ってる。


どうかこの思いが届きますように。


「んなこと言うなよ。俺は葵を好きでも好きじゃなくてもたぶん、今と同じように仲良くなってたよ。だって葵反応が面白いし」


「な、何よ!反応が面白いって。失礼だよ」


あぁ。こうやって冗談を言い合うのも今週までなんだもんな。


やっぱり別れは寂しいや。