何度でも君を好きになる



幸せな気持ちで、ドアを開け功太くんの元へ向かった。


功太くんのところまで行くと、私は功太くんに抱きついて、興奮気味に話した。

「あのね、私もうすぐ退院出来るって!やっと功太くんと一緒にいられるよ」


そう一気に言うと、功太くんは嬉しそうに微笑んでくれた。


「良かったな。葵。俺も嬉しいよ。葵とこれから毎日一緒にいられるんだから」


そをな甘い言葉を囁いてくれる功太くんに私はいつもドキドキしている。


「ところでさぁ、葵、俺の事は呼び捨てにしてくれないんだね」


急にそんなことを言って、意地悪な事を言う功太くん。


たぶん功太くんは和也と比べてるんだと思う。


「功太くん!あれは違うんだよ?和也がね、呼び捨てにしないと罰ゲームって言うから仕方なくなんだよ…」


「じゃあ俺も呼び捨てにしてくれないと、罰ゲームしようかな?」


功太くんまで!?


うぅー…。どうしよう。


これは逃げられないな。


えーい。仕方ない。


「こ、功太」


そう歯切れ悪く呼べば、功太はん?と返事をしてくれた。


「呼べるじゃん。葵。じゃあこれからもそう呼んでね?」


私は小さくコクッと頷いた。


功太は病室には来ずに、そのまま帰って行った。


まぁ、あんなところで話し込んでたんだから、時間なんて気にしていなくてもう6時になっているなんてきずかなかったもんだから、辺りは薄暗くなっていた。