何度でも君を好きになる



部活途中で相手の奴とぶつかってしまい、俺は病院に運ばれた。


相当激しくぶつかったのか頭や足もそうとう痛い。


でも相手はそこまで酷くなかったのか、病院には運ばれなかった。


検査室に入っていろいろ検査をするうちに、脳震盪と足にヒビが入っていると言われた。


俺は最悪…、と思いながら席を立った。


今日はそのまま入院することになった。


入院の手続きがあるため親を待っていると、見覚えのあるやつが横を通り過ぎて行った。


俺は一瞬葵か?と思ったが、まさかと思ってすぐに別の事を考えた。


しばらく待っていると、親が来て入院の手続きをした。


部屋番号を看護士に言われると、看護士が同室の子がいるから挨拶してね。と言われたので、同室の奴がいるのか。と思いながら話を聞いていた。


すると、次の瞬間にとんでもない言葉が聞こえた。


“同室の子は稲垣葵ちゃんって言うのよ”

って。


俺は自分の耳を疑った。


葵ってあの葵?


まさか…、こんなところで会うなんて…。