屋上にむかうには非常階段を使わなければならないため、私はハァハァいいながら登るはめになった。
やっとの思いでついた屋上は、周りに誰もいないためシーンとしている。
暗くなれば相当の怖さだろう。
そっと屋上のドアノブに触れてみれば、それは生ぬるかった。
外がよっぽど暑いことが分かる。
でもこういうところって、大抵開いてないんじゃ…。
なんて思いながら、少しの期待をのして回してみた。
ガチャという音とともに、ドアが開いた。
そっと覗いてみると、私の位置からは誰もいない。
そのため中に入って確認することにした。
静かに屋上に足を踏み入れると、案の定日差しが照りつけていた。
こんな暑さで本当に和也はいるのかと思えてくるような暑さだ。

