都合のいいこと言ってって思う。
別れる理由づけが欲しかっただけじゃないかと。
私が強かろうが弱かろうが固かろうが柔らかろうが、別れる気満々だったくせに。
それか、そこが可愛くなくて嫌いになって、理由になってしまったのかもしれないけど。
とりあえず言いたい。
ひとりが平気で強い女だって、あなたと居たいと思っていたんだ。
だから付き合ったに決まっているだろうが、ってさ。
なのにさ。
言えなかった。
『うん』としか。
だってそれ以上、彼の中の私が汚くなるのが嫌だったのだ。
それから、やっと出来た恋は彼女がいる上司で、落ちは結婚か。
そう思うと片思いしてた私の一年間は本当になんだったのだろう。



