この季節、こまめに水分補給しないと干からびて死んでしまいそうだ。 熱中症とかにもなりたくないしな。 「……ょ、と、」 「ん?」 小さな声がすると思って見澤萌絵の方を見ると、さくらんぼ色の唇を微かに動かして何かを言っている。 「なんだ、もう1回言ってみろ」 今度はしっかりと自分の耳を彼女の口元に近づけて意識を集中させる。 「ちょ……ぃと」 「分かった待ってろ」 よっこらせ、と掛け声をかけて立ち上がると再び店内へと戻って目的物を買う。