「ねぇ真琴くん。 その中になんか変なの出てこない?」 「変なの?」 猫に変化する教師、あばれ柳、空飛ぶ車、 髭の長い校長…… 変なのって数え切れないくらいいるけど。 「なんかほら、えーと……黒いやつ」 一生懸命手足をばたばたして何かを伝えようとしてる千草玲斗。 こう言ってはなんだが、 なかなか面白い光景である。 「ほらっ、あれだよ。 えーと……黒くてパタパタしてるやつ」 「マント?」 「そう……なんどけど、ほら、あれ…… 幽霊みたいなさ」 「……は?」