うとうととしてる俺に気づいていないであろう、幽霊2人組は未だにキャンキャン言っている。
「だーかーら、それだとダメなのっ」
「なんでだい?
愛に性別なんて関係ないじゃないか」
あーもう、なんだかなぁ……。
ぴったりとくっついて暑苦しい玲斗を引っペがすと、首を鳴らして近くの自動販売機に行き、コーヒーを買った。
味はもちろん、ブラック。
この口の中に広がる微かな苦味と深い味わいがたまらなく美味いんだよな。
カチッと缶コーヒーのプルタブを開けて口の中へ流し入れる。
「だから、何度言えばわかるのよ!同性同士だと子供がつくれないんだってばっ」
「ぶっ」
真顔でさらりと言った萌絵の言葉に思わず口に含んだコーヒーを吹き出してしまった
あー……もったいない……。
ってか、どんな会話してんだよ……。
「でも外国では同性同士での結婚は認められてるんだよ?」


