「萌絵には勿体無いよっ」
「なっ……、なによ、玲斗くんてボーイズラブな人だったの」
俺の前後から飛び交う言葉たち。
我関せずといった感じで黙って聞いていたら、なんだか眠くなってきて大きなあくびをする。
そいや、忘れてたけどいま夜なんだっけ。
ポケットからスマホを取り出して時間を確認すると、そこには0時15分と表示されていた。
あれ……
ここに着いたのって何時くらいだったっけ?
まだ薄暗かったから夕方だったんだよな?
てことは、俺たちはあれから何時間もここにいるってわけだ。
良い子は寝る時間だぜ。
そして俺もそろそろ限界……眠い。


