「お前、いつからいたんだよ」
「うっ……ま、真琴ぐんの、おでのぞばにいろ、あだりがら」
「全く聞き取れん。鼻かめよ、ほら」
ポケットティッシュを取り出して涙と鼻水で酷いことになっている玲斗に向かって投げる。
玲斗はそれをキャッチしてティッシュを数枚取り出すと、思い切り鼻をかんだ。
「ぐすっ……ありがどう真琴ぐん」
「……おう」
ティッシュで鼻かんでも、たいして変わらなかったか。
数分して、やっと鼻が通るようになったりしい玲斗はペちりと軽くほっぺたを叩くと、俺たちに向き直った。
「それで?何で悩んでるんだっけ?」
「お前今まで話聞いてたんなら普通覚えてるだろ……つか、忘れんな」
「私の体が透明じゃないことについてだよ」
萌絵が代表して答えてくれる。
それを聞いた玲斗は、ふむ、と探偵みたいに顎に手を当てて考え込んでいる。


